㊗️ クリスマス 12月(12/25)マハロ リリース情報

ハッピー・アロハ・フライデー🤙 メレカリキマカ🎅🎄🎁💯🌋
クリスマスはマハロアンリミテッド恒例、月刊リリース決定!!

DTIM_coverDON TELLING’S ISLAND MYSTERIES

ドンテリングス アイランド ミステリーズ

ドンテリングス・アイランドミステリーズは、1992年に不正な海洋学者、熱心な民族音楽学者、そして消極的なバンドリーダーのドンテリングによって結成されました。2021年1月現在、クインテット(5人のメンバー)は、Ned Brownlow(パーカッション、バードコール)、Scott Thompson(ピアノ、アコーディオン、テルミン、琴、ウード、昆虫の音)、Davey Blackburn(パーカッション、葉の音)、Bo White(ベース、哺乳類のニュアンス)、Tyler Baum(スライドギター、家具の修理)
DTIM_billiards_Music Produced, Arranged, Mixed and Performed by Don Telling with B. Bagwell, T. Baum, D. Blackburn, N. Brownlow, S. Thompson, and B. White

EXOTIKA 2021

南太平洋、ハワイ、カリフォルニア、そしてパシフィックコーストと強いつながりを持ちながら、”ほぼ” ハワイアンではない、ハパ・ハオレによってホノルルのホテルラウンジやルアウ・ショー、コースト沿いのTIKIクラブでビジター向けに連日連夜演奏されるという文化から生まれたエキゾチカ。アイランドジャズ、TIKI、スペースエイジ、Hi-Fi、ロックンロール、オーケストラ、ボッサ、ブラジル、インド、アフリカ、アジア、そしてラテンなどのワールドミュージック、また フラ、バーレスクやベリーダンスをモチーフに、そしてハワイアントラディショナルをスパイスにという、さながら音楽の世界航海を楽しみながらそのムードに酔いしれるジャングルサウンドの魔力の虜になったフォロワーは数えきれない。 1970年代後期、日本では細野晴臣がエレクトリック・エキゾチカをコンセプトにテクノポップグループ YMOを結成し、Martin Denny楽曲をカヴァー。80年代中期にはTOKYOクラブシーンの重鎮であるヤン富田がエキゾチカをアーカイヴ、中西俊夫率いるWater Melon Groupがバンドサウンドでエキゾチカをフォローバックした。

1990年には、Exotica ‘90としてTOKYOクラブシーンの重鎮達が、Martin Denny グループと東京〜ホノルルを結びアルバムを共同制作。90年代中期には、Exoticaのゴッドファーザーと称賛されるオルガン奏者 Korla Panditが西海岸のロックンロールシーンに駆り出され、スウィンギン・ロンドンを彩ったBaxterの代表作 “Afican Blue” はサバービア、フリーソウルがプロモートした。 1997年、ハワイではレムリアのキーボーディスト Kit “Perry Coma” Ebersbackとプロデューサー Fluid Floydを中心に本格的な大所帯エキゾチカバンド DON TIKIを結成、2000年代にかけて3枚のアルバムと世界中からリミキサーを集めたリミックスアルバムをリリース。2000年にはノルウェーのインディレーベルからハワイ出身のトラヴェラー Renn Loaがハワイとノルウェーを繋いだ共同制作アルバムをリリース。また、最も重要なTIKIリヴァイヴァルの動きとしてTIKI文化研究の第一人者である Sven KirstenによってTIKIカルチャーアーカイヴ”BOOK OF TIKI”が2003年に出版された。このような潮流から、2000年代は本格的なTIKIリヴァイヴァルがハワイとカリフォルニア、そしてヨーロッパ、主にドイツのATA TAKレーベル周辺のノイエ・ドイチェヴェレ人脈とリンクを持ち、世界的なムーヴメントとして発展した。その後、2000年代中期にWaitiki 7などのエキゾチカバンドがホノルルで結成されたが、2000年代初頭のシーンの盛り上がりまでには至っていない。

さて2020年現在を見渡すと、”ネオエキゾチカ”シーンが気がつけば世界中へと拡大。北欧の’IXTAHUELE、デトロイトのMello Exotica、メンバーにマーティンデニー楽団のバード・コールでその名を知らしめたAugie Colonの実息であるLopakaを擁したハワイ・オアフ島のエキゾチカDUBバンド INTOXIKA、そしてこの度、遂に本邦初登場!ワールドワイドリリースとなる米国メインランド・ノースカロライナ州を拠点に活動するDON TELLING’S ISLAND MYSTERIES(以下、DTIM)となる。

DTIMのバンドリーダー DON TELLINGは、国際貿易、バンドリーダー、オーシャン・リサーチャー、そしてタレント/モデルスカウトなどのマルチな活動で知られる人物であり、しばしばメンバーを集めては密かにギグを行っている。2008年に発表されたファーストアルバム冒頭には、エキゾチカクラシック Quiet Village、日本人には馴染み深い坂本九のワールドヒットで知られる Sukiyaki(上を向いて歩こう)、エキゾ・パシフィック大定番 MiserlouやBali Ha’iのカヴァーを含む全10曲が収録された緩やかな熱帯感を持つ、その名の通りミステリアスなアルバムに仕上がっている。是非、この冬は南太平洋を出港し、世界を航海するDON TELLING号へと飛び乗り、彼らの演奏するネオエキゾチカサウンドでワールドトリップをお楽しみください。ヴォン・ヴォヤージュ!

−マハロ アンリミテッド

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価格 : 3600円(税別)
仕様 : 33 1/3 回転 アナログ LPレコード黒盤
カタログ : TIM010-LP
JAN : 4589909688220
特典 : 名刺型DLカード付属、ニュースペーパースリーヴ ダウンロード
レーベル:マハロ アンリミテッド 日本仕様盤
発売日:2020年12月15日(火)マハロオンラインストアにて限定発売

予約受付中!数に限りがありますのでお早めに。12/14(月)より発送開始いたします。

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価格 : 2000円(税別)
仕様 : ミュージックオーディオテープ ノーマルポジション タイプ I、シルバー・グリッター・シェル
カタログ : TIM010-CS
JAN : 4589909688213
特典 : 名刺型DLカード付属、ニュースペーパースリーヴ ダウンロード
発売日:2020年12月25日(金)全国有名レコード店にて発売
レーベル:マハロ アンリミテッド
ディストリビューション:JET SET

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情報解禁!マハロ アンリミテッド カセットリリース

HAPPY ALOHA FRIDAY!!

アロハ!本日より当社レーベル “アイランドルーツオンワックス” サブレーベル MAHALO UNltd(マハロ アンリミテッド)第一弾、世界先行リリース受注開始をいたしました。

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Mahalo UNltd
designed by Kalani Ware

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TIM003-CS
Les Baxter Orchestra And Chorus / African Blue (The Exotic Rhythms Of Les Baxter Orchestra And Chorus) (TAPE)

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TIM004-CS
Arthur Lyman Introducing Kapiolani / Puka Shells (TAPE)

お取り扱いはJET SET、当社オンラインストアにて

本リリースは、ラウンジ・ジャズボッサ・モンド・エキゾチカ、そしてフリーソウル好きにはお馴染みのレス・バクスター楽団の名盤中の名盤「African Blue」。また、アーサー・ライマン楽団の数あるアルバムの中でも唯一実娘であるカピオラニをヴォーカリストとしてフィーチャーしたトロピカルな「Puka Shells」を 米国 GNP Crescendo(国内 キングレコード)原盤、オリジナルマスターテープからのカセットアルバム世界初ワールドワイドリイシュー!日本先行発売は7/24(金)、梅雨明けの爽やかな季節にカセットテープでお楽しみください。

マハロ!

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LymanMasters
Baxter/Lyman original masters
Photo courtesy GNP Crescendo Record Co., Inc., Calif.

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EXOTIKA 2020

アロハ!

皆さんは1950年〜1960年代にハワイ〜カリフォルニアを拠点に世界へと拡がったTIKIミュージックを生んだエキゾティカ・ビッグスリー(Martin Denny, Arthur Lyman, Les Baxter)、そして戦前(1930年代後半〜)より活動を開始、テレビ番組出演のパイオニア、エキゾティカのルーツとされる第4の男 謎のインド人オルガンプレイヤー コーラ・パンディット(Korla Pandit)の存在をご存知でしょうか?

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“The Godfather of Exotica” Korla Pandit
PC Korla The Movie 🎥

“EXOTICA BIG 3”

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Martin Denny Group at The Tapa Room (Hilton Hawaiian Village)

Martin Denny
1970年代〜1980年代にかけて YMO(イエローマジックオーケストラ)やウォーターメロングループがカヴァーしたことで、日本のポップシーンでの人気が高く、YMOチルドレン、裏原系B-BOYによってフォローされ、”ファイヤークラッカー”をはじめとしたカバー曲が今なお取り上げられるエキゾティカ・キング、マーティン・デニー。YMOがテクノポップとして演奏したカヴァーは彼が亡くなる直前、2000年代初期のU.S. TOP 40においてもサンプリングされ、世界的なTIKIリヴァイヴァルと連動して、新たなフォロワーを生み出し続けている。

デニーはNYで生まれ、カリフォルニアの音楽学校で学んだ後、チャイニーズやバード・コールズ(鳥の鳴き声のモノマネ)で知られたヒスパニック系ハワイアンのセッションミュージシャンを雇って楽団として率い、オアフ島のヒルトンハワイアンビレッジのホテル内バーラウンジ、シェル・バーやタパ・ルームでエキゾティカやジャングル・ジャズをレギュラー演奏。同時にハワイ〜カリフォルニアのTIKIバーやラウンジで人気を博したアーティストだ。毎週金曜の夜にヒルトンで打ち上げられる花火を見ながら、エキゾティカの定番 ”ファイヤークラッカー”を聞けば、あなたは間違いなくハワイ・トリップの印象が変わるはずだ。

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Arthur Lyman Group at The Shell Bar (Hilton Hawaiian Village)

Arthur Lyman
かつてヒルトンハワイアンビレッジのカリア・タワー エリア内に存在したアメリカを代表する多面体ドームのパイオニアとして知られる建築実業家 ヘンリー J.カイザー(ハワイアンビレッジの前オーナー)が設計・建設したアルミニウムジオデシックドーム。※同時期に多面体ドームで特許を取得した発明家バックミンスター・フラーのスタイルから、一般的にはフラードームとも呼ばれる。

マーティン・デニー・グループを離れた後、日系シンガーやプレイヤーを雇い、そのアルミニウムドームでアイランドジャズを演奏し、アルバムのレコーディング(!)まで行っていたのはエキゾチカ・ビッグ3の中でも唯一ハワイ生まれのマルチプレイヤー・ビブラフォン奏者 アーサー・ライマン。リリースされたアルバムは当時最新技術であったHi-Fiステレオエフェクトが駆使され、3Dエキゾティカ・ラウンジミュージックとも呼ばれた。その当時の雰囲気は、映画「ハワイの若大将」のワンシーンでも確認することができるはずだ。日本でも70年代のザ・ドリフターズのTVバラエティ「8時だョ!全員集合!」のカトちゃん登場テーマとして知られる(ちょっとだけよ..)”タブー”は、彼の最もよく知られたエキゾチカ・アレンジ曲とされている。(Tabooはキューバの作曲家 マルガリータ・レクオーナのペンによるもの)

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KaiserDome_ HNL
Kaiser Aluminum Dome (Hilton Hawaiian Village) | PC Wenkam photo | tikiroom.com | American Wind

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THE EXOTIC SOUNDS OF Arthur Lyman AND HIS GROUP | PC tikiroom.com

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Hawaiian Village Hotel Map 1959 | PC Kamaaina56 Flickr

Les Baxter
彼らが演奏するエキゾチカ・ヒットを作曲、また 巧みなアレンジで過去のアフロキューバン佳曲をエキゾチカカバーしたことで知られるのはテキサス生まれ、主にメインランドで活躍したコンポーザー・アレンジャーの鬼才 レス・バクスター。デトロイトでピアノを学んだ彼は、コンセプトアルバムの名作を連発し、オーケストラを率いてエキゾティカ、TIKIミュージックの確立を成し遂げ、カリフォルニアのニューポートビーチでその生涯を終えた。彼の”Quiet Village”は、マーティン・デニーが世界中で大ヒットさせたエキゾティカの名曲として、現在でも語り継がれている。

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LES BAXTER AND HIS ORCHESTRA “Ritual of the Savage” Reissue
PC: WaxTime

“The Godfather of Exotica” Unversal Language of Music

Korla Pandit
上記でご紹介したエキゾチカビッグ3が多大な影響を受けたとされるのは、The Godfather of Exoticaとして知る人ぞ知るコンポーザー、ピアノ・ハモンドオルガン奏者、Korla Pandit(コーラ・パンディット)エキゾティカ界のサン・ラとして知られているとかいないとか。

ミズーリ州生まれのアフリカ系アメリカ人(ライトスキン:肌の薄い黒人)であった彼は、1930年代後半、L.A.へ移住したのち、ニューデリー生まれのインド人と名乗り、生涯を通じて活動したー

第二次世界大戦後はハリウッドテレビ番組にオルガンの生演奏で出演。初期テレビ放送のパイオニアとして一躍時の人に。当時は米国の人種差別問題もあり、移住当初はメキシコ人と偽り、その後 白人女性とメキシコで結婚(黒人はカリフォルニア州内での結婚が禁じられていたため)、家族の勧めから”インド人”となって音楽業界への潜伏に成功。

主にドゥーワップなどの黒人音楽をリリースしていたインディペンデントレコードプレス工場兼、レーベル Vitaで1950年から作品のリリースを開始したコーラ。その後、自らのインディペンデントレーベル Indiaを1954年に立ち上げる。その後、SFベイエリアのレーベル Fantasyからも作品はリリースされた。生涯、自身のアイデンティティを偽り、インド人として半生を通した彼は1998年の彼の死後に黒人であったことが明らかにされた。

Korla_Vita
VITA RECORDS | Korla Pandit album advertisement

Korla_Bronze statue

ミズーリ州でライトスキンの黒人として産まれ育ったジョン・レッド。1930年代終わりにハリウッドに移り住み、名前をコーラ・パンディットと変え、インドから来たミュージシャンとして、TV番組で人気者となった。その半生を追うドキュメンタリー Korla : コーラ (2015)
日本語版上映、正規盤リリースが待たれる。